忍(SHINOBI)コラム(4)

━━━険しき忍びの道



九忍会八代支部/火之国屋
小斎 深夜(こさい しんや)

 拙者が忍者になろうと考えたのは、八代城の清掃活動にて石垣高所作業を担当していた時であった。
 折角お城で作業するなら、忍者の格好で作業した方がお客様に喜んでもらえるかもと思ったのが始まりであり、つまりは観光客にアピールするという純然たる目的での扮装に過ぎなかった。今でも、拙者は特に好きでも嫌いでもないのに忍者として活動しているのは事実だ。  
 ただし、忍者として活動を始めて気づいた事がある。
それは、地元の子供たちを中心とする家族が忍者をとにかく好きだということだ。
 その憧れにも似た情熱にふれるにつれ、拙者は格好だけ忍者をするのではなく、子供たちや家族に「本物の忍者はすごい!やっぱり実在したのだ」と言わせるべく、忍者の道を深く探求することにした。
 最初の動機はどうであれ、結果は険しき忍びの道を突き進む事になったのである。


(雪山にて修行中の小斎氏)

 若かりし頃から空手、柔術、棒術、カポエイラと様々を格闘技をたしなんではいたが、忍(しのび)の道を探れば探る程、ただ肉体の技術を向上させるのではなく、万物の理を知ることのほうが大事だと気づかされたのである。
 格闘技が得意だから、運動が万能で宙返りができるからでは本物の忍者にはなれないのだ!!
 そこで、その理を知るにはまず自然を利用した仕事をするのが手っ取り早いのではなかろうかと、日々自然の中で仕事をしながら五感を鋭く研ぎ澄ましている。  
 現在では、牛・豚・鶏・牛乳・バター・卵・砂糖等を摂らない菜食生活も10年目となった。
 一日2食生活も2年目を迎える事となり、すこぶる快調に万物の理を追い求めている。
 これを読まれた皆様の中で興味がある方はぜひ小斎流忍者の道へ歩みくだされ!

ただし!
ケーキやお菓子などは食べれませぬぞ!!


(八代城にて)